リンさん父「本当に悔しい。納得できない」無期懲役判決

リンさん父「本当に悔しい。納得できない」無期懲役判決

7/6(金) 18:40配信

朝日新聞デジタル

 千葉県松戸市のベトナム国籍の市立小3年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9)が昨年3月に殺害された事件で、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われた同小の元保護者会長、渋谷恭正(やすまさ)被告(47)の判決が6日、千葉地裁であり、野原俊郎裁判長は無期懲役(求刑死刑)を言い渡した。死刑を求めてきた遺族は閉廷後、「本当に悔しい」と語った。

【写真】会見中、涙ぐむレェ・アイン・ハオさん=2018年7月6日午後5時23分、千葉市中央区、藤原伸雄撮影

「死刑の判決を求めたが、残念ながら無期懲役になってしまい、本当に悔しい」。公判後、千葉市内で会見したリンさんの父、レェ・アイン・ハオさん(36)は目に涙を浮かべながら、無念そうに話した。

ハオさんは昨年3月の事件後、極刑を求める署名活動を行い、日本だけで5万人以上を集めた。今年6月4日に始まった裁判を被害者参加制度を使ってすべて傍聴。この日朝、「一緒にいて」と亡きリンさんに語りかけて、判決にのぞんだという。

ハオさんは、無罪を訴える被告には「罪を認めて真実を教えてほしい」と望み、「これぐらいの処罰はリンちゃんには公平ではない。納得できない」と述べた。(松島研人)

朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00000114-asahi-soci

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